世界中と言っていいくらい、世の中、例の教祖の一審判決の話題で持ちきりだ。
ネットの各所で事件に対しての思いなどが溢れてる。
一国の首相が「極刑で当たり前」と言い切ってしまう事件なんて、異例のことじゃないだろうか。
国選弁護人11人(+私選1名)は控訴した直後に辞任したそうだ。この人達は、どんな思いであの教祖を「弁護」したんだろうか。
どんな凶悪犯だろうが、法のもとで裁かれる権利がある。そして、国費で弁護士を付ける「公的弁護制度」という制度がある。
ヒステリックに「控訴するなんて信じられない」という声をよく聞く。
しかし、判決に不服があれば、控訴できるという権利を誰しもが持っている。
あくまでもかの弁護団は「被告代理人」という立場で控訴したにすぎない。
「これ以上続けたらもたない。終わってホッとしている」と心情を吐露するほどの羽陽曲折を経て。
感情論で処罰を決められるのであれば、それは私刑でしかない。
感情論だけで決められるのであれば、どんな事件(例えばやむ終えない事故など)の遺族だって「被告の罪は死をもって相当」と考えるだろう。
司法というもの、そして権利というものの難しさをしみじみと考えさせられる。
今のうちにしっかりと考えておくべきなのかもしれない、近い将来導入されるであろう「裁判員制度」に参加する『権利』と共に。
難しいことですね。
かつて、国選弁護人が殺人事件で起訴された被告の弁護を放棄して「被告には死刑が相当では?」と発言したケースがあるようです。いえ、細かいニュアンスを今伝えることが出来なくて申し訳が・・・(汗
「権利を所有している」ということと
「権利を行使出来る」ということと
「権利を行使したくとも出来ない」ということとは、
実は深刻な問題として己の周りにあるのかもしれません・・・。
いやぁ、難しいですね・・・・。
「だいぶろぐ」さんでコメント欄で議論してたんですが、それでもまだ全然わからないです。
「権利」ってすごい重いものなんだなぁと、しみじみ感じております。
Posted by: Aya at March 1, 2004 11:31 PMはじめまして!
例のコメント欄から飛んできました。
かなり読み応えがあって昨日から勝手に
ハラハラしながら読んでました。
この記事とだいぶろぐさんとこの記事トラックバックさせてもらいます。
もしよければ一緒に複雑に絡み合ってください。
トラバ大歓迎です、ありがとうございます。
だいぢろさんの所にトラバすべきかどうか悩んでいたところなので、丁度間を補完していただくような形になって、大変ありがたいです。
難しい問題ですから、色々言い合ってよりよい答えが見つかるといいですねぇ。
まいどです。
今度はこちらからお邪魔させて頂きます。
>ヒステリックに「控訴するなんて信じられない」という声をよく聞く。しかし、判決に不服があれば、控訴できるという権利を誰しもが持っている。あくまでもかの弁護団は「被告代理人」という立場で控訴したにすぎない
代理人は被告の意志を反映する存在なので、意志も定かにしないところを勝手に斟酌して控訴するってのは依然、納得できません。どうでしょうか?
>感情論で処罰を決められるのであれば、それは私刑でしかない。感情論だけで決められるのであれば、どんな事件(例えばやむ終えない事故など)の遺族だって「被告の罪は死をもって相当」と考えるだろう。
まさしくその通りですね。ここら辺のところがよく解らん輩が多すぎます。(ぉぃ
でも、麻原の弁護団がもし法の奴隷でなく理性的な判断ができたのであれば、江川紹子さんの手記にあるような弁護団の弁護の様子はあり得なかったとおもうのです。特に「傍聴席の遺族を前に、『松本サリン事件のサリンは大したことない』と言ったのには、唖然とした。」のくだりは「職務」に忠実すぎて善悪の判断を見失う、ある意味、オウム信者に近いモノを感じた。「絶対の善悪」という価値観が、社会学的に言うところの「官僚主義」(自分という「個」よりも「立場」でモノを考え、行動する)に無様に負けている様子が見えて、戦慄した。なぜなら、私はこれこそがオウム事件の根元だと常々考えていたからでした。
江川さんの手記はその場の状況が非常によく見えて、オウム事件のみならず、刑事裁判全般の審理のあり方を考えさせられるものでした。リンクを張っておきます。
http://www.egawashoko.com/menu3/contents/02_1_data_17.html
Posted by: だいぢろ at March 2, 2004 09:28 PM本音の部分では、あのサリン事件の裁判について、だいぢろさんと同じような憤りは感じております。
ただ、根がアマノジャクなもので、自分の憤りとは全く逆の立場から考えたらどうなるのだろうと思いながら書いたのがこのエントリーなのです。
江川さんは、「オウムフィーバー」とも言うべきあの当時のワイドショーに出まくっていたコメンテーターの中で、唯一オウムを追いつづけるジャーナリストという立場を変えていない人ですね。
だいぢろさんのエントリーからリンクされていた時に、さっくり読んだのですが、もう一度じっくり読んでみたいと思います。
だいぢろさんと花湯さんが真剣に議論に参加してくださっているので、不用意なこと、無責任なことは言いたく無いと思っていて、ちょっと頭の中沸騰中です(笑)
迅速にお返事できなくて申し訳ないのですが、少々お時間くださいませ。
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