厚生労働省は25日、精神病を正しく理解し、患者への偏見をなくすための指針をまとめた。「国民への8つのメッセージ」と題して、心の健康法から患者への支援ノウハウまでが盛り込まれており、“ストレス社会”を生き抜く手引きにもなりそうだ。
ということで、早速厚生労働省のホームページを見に行ったのだが、まだ何も発表されていなかったので、電話で問い合わせてみた。
厚生労働省障害保健福祉部の方によると、本日検討会が行われ、その内容を記録したものはあるが、今後これを元に再度まとめてからホームページなどで発表するとのこと。
成人の2人に1人の割合で「ストレスを感じる」という世の中にも関わらず、未だ「精神病院に通っている」「うつ病である」等のことは言うに憚れる状態だ。
現にあたし自身、何度かそういう状態に遭遇している。
現在定期的に通っている精神科のメインの調剤薬局が、たまたまうちの親戚が経営する薬局だったりした。うちの親は「そこはまずい」といい、近所の別の調剤薬局に行くことにした。
(あたし自身も、親戚の薬局には行きたくないと感じていた。親戚には知られたくないなぁと思った。)
結婚以前からうつ病を患っているため、旦那さんはあたしがうつ病であるということを理解した上で結婚してくれた。
そればかりか、うちの旦那さんは、うちの両親のうつ病への無理解を正すために何度もうちに日参して両親に説明、説得を繰り返してくれていた。
だが、その旦那さんも自分の両親には明確には話せないでいるようだ。
義母には、心の病と闘っている人と結婚しようと思うとそれとなく言ったようだが、義父には旦那から直接は伝えていないらしい。
それは、「はずかしい」とか「みっともない」というようなことを旦那が感じたからではなく、未だ精神病というものが正しく理解されていない世の中において、旦那の両親も例外ではなく、余計な誤解を与えたくないという考えからだったそうだ。
あたし自身、先にもいったようにおおっぴらに身の回りの人間に「うつ病である」ということを公表していない。ごく一部の友人たちや、家族、そしてあたしの日記を読みに来ている第三者だけが知っているという状態だ。その理由はただ一つ、「偏見をもたれたくない」というものに尽きる。
でも、ここにジレンマが生じる。
うつ病は特殊な病ではないことを知ってほしい。
うつ病は「こころの風邪である」とよく言われている。それはとても簡単に治る病気だという意味と共に、特殊な条件下でしかかからない病ではなく、誰でもうつ病になってしまってもおかしくないという意味も含まれている。
「軽うつ」と呼ばれているものや「潜伏うつ」(自覚していないがうつ病状態である)というものが、実は蔓延してると言われている。
うつ病の恐ろしいところは、病気を自覚していないと、自分自身をどんどん追い詰めるところにある。
自分は怠け者である、自分はダメな人間である、自分は不必要な人間である。そうやってどんどん自己否定して病を悪化させていく。悪化した先に待っているのは自ら選ぶ死である。
アメリカの様に、カウンセリングを受けることは特殊なことではなく、健康診断を受けるのと同じくらい当たり前のことになれば、本来なら治るはずのうつ病を、死に至らしめる病にしないで済むはずだ。
厚生省が発表する「国民への8つのメッセージ」と題した指針が、どれほどのものかまだわからないが、無駄に苦しんで死んでいくひとが減る世の中になるための足がかりになってくれる様なものであってくれと願う。
Posted by Aya at 04:07 PM| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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